映画鑑賞クラブ

  洋画・邦画を問わず、懐かしい名画をスクリーンでもう一度楽しみ、鑑賞後は食事会も。年4回程度開催。

(リーダー:中村 好夫)

 

2021年9月13日 映画鑑賞クラブが活動再開

 

コロナ禍、大学校友会本部の指導もあって逗葉稲門会、その1サークルの映画鑑賞クラブも活動を自粛していました。そして、今は、皆さん知人と会って話をする機会が激減してイライラが溜まっています。
非常事態宣言の初期に映画館は、人が集まり「密」を指摘されました。映画館側の努力で、映画館が構造上、換気設備のハード条件を満たしていることをアピールしました。更に、入場時の体温測定とアルコール消毒、市松模様の座席使用、マスク着装での鑑賞、飲食は場内が暗くなってから(只今から飲食ができます・・・との画面が出ます)ですから、お隣りと話し始める機会もなく、現在の映画館は「安全度の高い場所」とされています。
映画鑑賞会の幹事としては映画上映スケジュールを横目に、どこで再開するかを考えていました。会のテーマに相応しい映画『真昼の決闘』の2週目が非常宣言終了後にも観られるため、9月13日(月)を鑑賞再開日と決めて会員に連絡を入れました。
当初は7名の参加予定でしたが、非常事態宣言の延長、家族のご不幸、当日の発病で結果的には3名になりましたが活動は再開です。
西部劇の面白さ、主演のゲイリー・クーパーより印象に残るグレース・ケリー

の無垢な美しさ、有名な主題歌を十分に楽しみました。鑑賞後は参加が4人以内でしたから蕎麦屋へ。マスク昼食は、宣言延長のため酒類NGで残念でした。しかし、ノンアルコールビール・水割りでも何とかなると、60分を越す蕎麦屋での歓談で充実の鑑賞会でした。年内に再開2回目を計画する予定です。 

2019年6月6日 「ゴッドファーザー」

 

6月6日上大岡駅前TOHOシネマズの午前10時の映画館で、名作「ゴッドファーザー」を6名で観賞した。2時間55分の長編であったが、内容の充実した映画で一気に観賞できた。
1972年のアメリカ映画、監督はフランシス・フォード・コッポラ、音楽はニーノ・ロータで「愛のテーマ」が大ヒットした。マフィア映画を下地にして家族愛の人間ドラマを創った。
ニューヨーク暗黒街を牛耳るマフィアのドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)は闇の世界とそのファミリーに絶対的な権力を持っている。ある日対立するファミリーに襲われ、重傷を負う。三男の大学出のマイケル(アル・パチーノ)は父親の復讐を果たし、シチリアへ逃げる。だが長男も暗殺され、呼び戻されて2代目を継ぐ。ゴッドファーザーとは、一族の子供たちの名づけ親で、子供たちに絶対の忠誠を求め、その忠誠に愛と権力で報いる。

 

マーロン・ブラントはあの名作「波止場」から20年近く経っているが、素晴らしい重厚な演技でした。

2018年12月11日 映画鑑賞クラブ「ジャイアンツ」

 

12月11日(火) 映画鑑賞クラブの面々は上大岡のTOHOシネマズに10名が集まった。逗葉稲門会から中村リーダーを含め9名、相模原稲門会から天野さんが加わった。今回の映画は1956年のアメリカ映画「ジャイアンツ」である。

時は1920年代のアメリカ西部、東部の令嬢レズリーは西部の大牧場主のビックと結婚する。この映画はテキサスの地でのベネディクト一家の30年程の歴史を、時代の変遷と人々の生き様を丹念に紐解いていく叙事詩である。
原作はエドナ・ファーバーの大ベストセラー小説。主役のレズリー役は美貌の人気女優エリザベス・テーラー、ビック役はハリウッドきっての二枚目ロック・ハドソン、そしてジェット役が「エデンの東」で認められたジェームス・ディーン。この3人は青年期から老年期まで通して演じた。
監督は「陽のあたる場所」「シェーン」のジョージ・スティーブンス。3時間強の大作である.。
延々と広がるテキサスの牧場地帯が、油田の発見で石油の油井ポンプと林立するやぐら群に一変する。アメリカが農業・牧畜業から石油・重工業へと変わっていく時代をこの映画は映している。
ジェームス・ディーンはこの作品の自分のシーンを撮り終えた一週間後自動車事故で死亡した。 この映画は日本でも大変ヒットした。

2018年9月12日 映画鑑賞クラブ「シェルブールの雨傘」

 

鎌倉小町通りを抜けて川喜多映画記念館へ7名が参加した。
物語はフランス北西部の港町シェルブール。傘屋の娘と自動車修理工の恋の物語。全編が“歌”で構成されたミュージカル映画で、フィルムオペラという新ジャンルを築いた1964年のジャック・ドミー監督の名画。カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した作品。
この映画は台詞(セリフ)を語るのではなく歌うのである。全てのセリフを美しいメロディーに乗せている。この点フランス語は合っているのだろう。柔らかなトーンとささやくような歌い方、ぐっと引き込まれる。
前編の恋する男女の喜びの描写から、出征で離れ離れになり、3年後に再会、二人共それぞれ結婚していた。既に別々の幸せをつかんだ二人は、雪が降る中、何事もなかったように別れていく。もの悲しいテーマ音楽が流れていく。
カトリーヌ・ドヌーブは、この時21歳、この作品でスターの座を手に入れた。昼顔、ひきしお、終電車などが知られているフランスの女優。日本でもファンが多い。

次回は12月に「ジャイアンツ」、1956年のアメリカ映画。エリザベス・テーラー、ロック・ハドソン、ジェームス・ディーンが出演。 お楽しみに。

2018年7月9日 映画鑑賞クラブ「7人の侍」

 

今年3回目は、7月9日に上大岡東宝シネマズで「七人の侍」だった。久し振りに207分、3時間半を通しでじっくりと鑑賞した。「七人の侍」は、今から64年前の1954年の黒澤明監督作品で、無条件で楽しめた超一流の娯楽作品である。 志村喬の勘兵衛をはじめ個性豊かな俳優が夫々の役を好演。昔の映画は時間を掛けて丁寧に作ったという見事な出来栄えの作品でした。残念ながら七人の侍は皆鬼籍に入ってしまった。 次回は9月に鎌倉の川喜多映画館でカトリーヌ・ドヌーヴ主演の「シェルブールの雨傘」を鑑賞する予定です。

 

 

 

 

 

 

 


2018年5月17日  第8回映画鑑賞クラブ

 

5月17日(木)の第8回映画鑑賞会をTOHOシネマズ上大岡で6人の参加で実施しました。 今回の映画は、1979年アメリカ映画「オール・ザット・ジャズ」です。ボブ・フォッシー監督の自伝的作品で、ブロードウェイの舞台に命を賭ける演出家の仕事と酒と女がらみの私生活が赤裸々に描かれています。ミュージカル映画ですと、「シェルブールの雨傘」や「ウエスト・サイド物語」等が浮かびますが、この映画のアグレッシブなジャズとダンスには圧倒されました。もの凄い迫力でした。 次回7月の鑑賞会は愈々日本映画の金字塔「七人の侍」です。ご参加をお待ちします。

 

 

2018年3月13日  第7回映画鑑賞クラブ

 

第7回映画鑑賞クラブ例会は、3月13日TOHOシネマズ上大岡で8名の参加で行われました。
今回は小津安二郎監督作品「麦秋」です。1951年(昭和26年)の松竹大船作品、当年度キネマ旬報社ベスト1。
出演は原節子、笠智衆、淡島千景、杉村春子等芸達者な面々。話の中心は両親や兄夫婦や周囲の人々が気をもむ娘(妹)の縁談、しかし本人は家族ぐるみで付き合っている人と唐突に結婚宣言をする。皆が納得しその後、両親は故郷奈良へ、娘は結婚へと家族が離れて行く。たわわに実った麦畑の場面が出てくる。
観賞後いつもの食事を交えての懇談では、意見、感想が百出、皆さん一挙手、一投足をじっくり、確りと細かい所まで観賞されているなあと感心しました。

 

 

2017年8月25日 第4回映画鑑賞クラブ

第4回映画鑑賞会は8月25日に前回と同じ上大岡の「TOHOシネマズ」で7名が参加して行った。作品は1957年のアメリカ映画 「昼下がりの情事」で、オードリー・ヘプバーンとゲーリー・クーパーのロマンチック・コメディである。 原題は 「Love in the Afternoon] で情事というより恋の駆け引きであろう。 役柄は音大生と大富豪で、当時ヘプバーン 27才、クーパー55才であったとの事。 4人の楽団が奏でる「魅惑のワルツ」をバックにオードリーを口説くゲーリー。大人のお伽噺である。

 

 

2017年3月10日 第3回映画鑑賞クラブ

3月10日(金)、第3回映画鑑賞会を TOHOシネマズ上大岡で行い、中村好夫リーダーをはじめ9名が参加しました。
1985年のアメリカ映画で、アカデミー賞の作品賞、監督賞をはじめ7部門で受賞した名作です。場所はアフリカケニヤで農園を経営する女性を主人公に、壮大なアフリカ大陸を舞台にしたメロドラマです。
原題は「OUT OF AFRICA」 。これを「愛と哀しみの果て」と命名しました。昔の洋画は、映画の内容をじっくり吟味した乙な日本語の題名をつけましたが、昨今の洋画の題名は英語の題名そのもので、興がないですね。